VoChiMinh’s blog

決して煌びやかではないホーチミン駐在妻の日々のつぶやき

二つの成立

初めて会話が成立した。

本日のグラブバイクのドライバーは、50歳くらいの底抜けに明るいおっちゃん。

おじさんドライバーにしては珍しく英語が話せ、私を旅行客だと思って色々英語で質問してきた。

 

私は覚えたてのベトナム語で必死に答える。

「ワタシハニホンジンダ ココニスンデイル リョコウデハナイ」

「ワタシハベトナムゴヲナラッテイル ダイガクニムカッテホシイ チョットダケベトナムゴヲハナセル」

「ケッコンシテイル サンジュウニサイニナル」

 

彼は、英語を喋りたい。

私は、ベトナム語を喋りたい。

だから彼が英語で、私がベトナム語で話すという今までと逆パターンの会話が成立していく。

しかし身振り手振りを使わずとも、彼の英語の反応にズレはなかったことから、どうやら私のベトナム語はきちんと通じているようだ。

感動である。

 

そんな今日、私は同じクラスの男女がカップル成立しかけていることに気がついた。

ジャーニーと、韓国人の高身長イケメンボーイだ。

明るい人柄で、英語もペラペラのジンくん。

ジャーニーは韓国ドラマの大長今の主人公にそっくりな色白清純派の可愛い子。

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失礼かもしれないが、授業が始まったばかりの頃のジャーニーちゃんは化粧もせず服にも頓着がなさそうだった。

 

だが最近の彼女は違う。

しっかりとアイラインを引き、可愛らしいワンピースばかり着てくる。

何気なくそれを褒めたりする日が続いていたのだが、

今日ジャーニーとジンくんと私で一緒にエレベーターに乗り別れる際、2人だけ出口とは別の方向へ向かっていったのだ。

ジャーニーはこの後18時から予定があるのだと言っていたが、それまでを彼と過ごすのだろうかと考えていた瞬間、

 

「あ。そういうことか。」

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閃きが走った。

 

彼女が可愛くなった理由の辻褄があったのだ。

私は恋愛沙汰の「予感」には少し自信がある。

 

いい、良いぞ。若者よ。

ジャーニーちゃんは28歳、ジンくんは29歳。

素敵な出会いである。

是非近いうちに女子3人で恋バナご飯会でもしたいものである。

そういう楽しみがまだ残っている若い時間の「価値」を、今ならハッキリと理解することができると思った夕方であった。